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【コラム】平屋に廊下は必要?廊下を減らすメリット・デメリット
2026年9月25日

平屋の間取りを考えるとき、「できるだけ廊下を減らして、その分をLDKや収納に使いたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

特にコンパクトな平屋では、限られた床面積をどのように使うかが、暮らしやすさを左右するポイントになります。

一方で、廊下には部屋と部屋をつなぐだけでなく、生活空間とプライベート空間を分けたり、収納やワークスペースとして活用したりする方法もあります。

今回は、平屋の廊下を減らすメリット・デメリットと、廊下を有効活用するアイデアについて紹介します。

平屋に廊下は必要?

廊下には、部屋と部屋をつなぐ「移動」の役割があります。

たとえば、LDKと寝室の間に廊下を設けることで、生活空間とプライベート空間を分けることができます。

来客中でもリビングを通らずに寝室やトイレへ移動できるなど、廊下があることで便利になる場面もあります。

一方で、廊下を長く取りすぎると、その分だけ居室や収納に使える面積が少なくなります。

そのため、平屋では「廊下をつくる・つくらない」と単純に考えるのではなく、暮らしに必要な廊下を必要な分だけつくることが大切です。

■廊下を減らすメリット

①限られた面積を有効に使える

廊下を短くしたり、廊下そのものを減らしたりすることで、その分の面積をLDKや収納などに使うことができます。

特にコンパクトな平屋では、数帖の違いが間取り全体の使いやすさに影響することもあります。

「移動するだけ」のスペースを必要以上につくらないことで、限られた床面積を有効に活用できます。

②移動距離を短くしやすい

廊下を減らすことで、各スペースへの移動距離も短くしやすくなります。

たとえば、キッチンから洗面・脱衣室、物干しスペースなどを近づければ、料理や洗濯などの家事をするときの移動もスムーズになります。

廊下を減らすことそのものではなく、暮らしの中で無駄な移動を減らすことがポイントです。

③LDKを中心とした暮らしがしやすい

廊下を減らしてLDKを中心に各部屋を配置すると、家族が自然と顔を合わせる機会も増えます。

個室へ行くためにLDKを通る間取りなら、それぞれが別の場所で過ごしていても、お互いの気配を感じやすくなります。

■廊下を減らすデメリット

①プライバシーを確保しにくい場合がある

廊下をなくしてLDKと個室を直接つなげると、生活空間とプライベート空間が近くなります。

家族にとっては便利でも、来客中に寝室へ行きたい場合などには、少し気を使うこともあります。

②生活音が伝わりやすくなる

リビングと寝室が直接つながる間取りでは、テレビの音や話し声が寝室まで届きやすくなることがあります。

生活リズムが異なる場合は、音の伝わり方も考えておきたいポイントです。

③家具や収納とのバランスが必要

廊下を減らすことだけを優先すると、家具を置いたときに通りにくくなったり、収納の位置が使いにくくなったりすることもあります。

間取り図上の広さだけではなく、家具を置いた後の動線まで考えることが大切です。

■廊下を「通路だけ」にしない3つのアイデア

廊下をつくる場合でも、ただの通路として考える必要はありません。

収納やワークスペースなど、別の役割を持たせることで、限られた床面積を有効に活用できます。

1.廊下+収納

廊下の壁面や一部に収納を設ければ、日用品や掃除用品、ストック品などをしまう場所として活用できます。

毎日通る場所だからこそ、必要なものを使う場所の近くに収納できるのもメリットです。

実際の施工事例でも、廊下に収納を設け、日用品や生活用品をまとめて収納しています。

「通路+収納」として考えることで、廊下を無駄なく活用できます。

2.廊下+ウォークスルークローゼット

ウォークスルークローゼットは、収納の中を通り抜けられるため、収納と通路をひとつにできるのが特徴です。

たとえば、玄関からウォークスルークローゼットを通ってLDKへ入る動線なら、帰宅後に上着やバッグなどを収納してからリビングへ向かうことができます。

また、寝室と洗面・脱衣室の間に設ければ、着替えから身支度までの動線をまとめることもできます。

実際の施工事例でも、収納スペースを通路として活用しています。

収納と動線を組み合わせることで、「収納のためのスペース」と「移動のためのスペース」を別々につくらないという考え方ができます。

3.廊下+リモートワークスペース

廊下の一角にカウンターを設ければ、リモートワークやちょっとした作業スペースとして活用できます。

専用の書斎をつくらなくても、廊下の一部を仕事や作業ができる場所にすることで、限られた床面積を有効に使えます。

実際の施工事例では、廊下の通路部分にリモートワーク用のカウンターを設けています。

パソコン作業だけでなく、読書や家計簿を書くなど、ちょっとした作業スペースとして使うこともできます。

 

廊下に必要な機能をプラスすることで、通路だった場所が暮らしの一部になります。

廊下は「なくす」より「どう使うか」

特にコンパクトな平屋では、廊下を減らすことだけにこだわるのではなく、必要な場所に必要な役割を持たせることが、暮らしやすい間取りにつながります。

自分たちの暮らしに必要な動線や収納、ワークスペースを考えながら、廊下の「つくり方」「使い方」を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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